お楽しみ様です。
坂本です。
私が投資を始めるきっかけとなったお金の哲学書
「金持ち父さん貧乏父さん」についての記事です。
分かり易くまとめた概要から注意事項までありますので、
どうぞ参考になさってください。
目次
お金の哲学書 「金持ち父さん貧乏父さん」
アメリカで1997年に刊行された原著“Rich Dad, Poor Dad”は、
「ニューヨーク・タイムズ」
「ウォール・ストリート・ジャーナル」
「ビジネスウィーク」
「USAトゥディ」
「アマゾン・ドット・コム」
などでベストセラー・ランキング入りし、いまでは、全世界で2,800万部を超える大ヒットとなり読み継がれ、日本でも250万部を越えています。
『どうやったらお金持ちになれる?』
と疑問をもっていた世界中の人々の“お金観”を変えた、ベストセラー本です。
この本、なにが良いのかというと、「お金の哲学書」にもかかわらず、
とてもやさしく書かれているので、経済用語を知らなくても容易に読み進むことができること。
そしてなにより、著者ロバート・キヨサキが幼少の頃から影響を受けた
二人の人物の言動や考え方を対比させて展開するストーリー仕立ての内容が
ユニークでわかりやすいのです。
影響を受けた人物のうち、一人は高い教育を受け知的レベルも高く、
後にハワイの教育局長になる実の父親「貧乏父さん」。
もう一人は、ハイスクールすら卒業していないが、
後にハワイでもっとも裕福な人間の一人になった親友の父親「金持ち父さん」。
対照的な二人の父親
二人の父は、お金に関しての考え方はまったく違っていました。
貧乏父さんの言葉「金への執着は諸悪の根源だ」
金持ち父さんの言葉「お金がないことが諸悪の根源だ」
貧乏父さんの口癖「それを買うためのお金はない」
金持ち父さんの口癖「どうやったらそれを買うためのお金をつくりだせるだろうか?」
貧乏父さんの励まし「頭のいい人間になりなさい」
金持ち父さんの励まし「頭のいい人間を雇う立場になる方法を学びなさい」
この全く対照的な二人の父親の話が展開する中で、
ロバート・キヨサキのいう「お金に関する技術」を知ることができます。
一つの例に、金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという「神話」を
くつがえしてくれました。
どのようにくつがえしたのかというと、
“ お金のために働く ” のではなく
“ お金が自分のために働いてくれる ” ということ。
そこにはしっかりとした「お金の哲学」、
いわゆるお金の “ ツボとコツ ” が存在しています。
お金に関して創造的な考え方のできる人になるべきだ
ロバート・キヨサキは言います。
お金は作り出すものだということを知らない人があまりにも多く、
たくさんのチャンスを目の前にしながらそれを見過ごしてしまい、
ほかの人が金持ちになってからそのチャンスに気がつくのが大半なんだと。
そして、「なにかいいことが起こらないかな・・・」と待っているタイプの人は、
いつまでも待ち続けることになる。
なぜなら、それは5マイル先までの信号が全部青になるのを待って
ドライブに出かけようとしているようなものだからと。
お金を自分のために働かせるためには、目の前のたくさんのチャンスに気がつき、
より多くの選択肢を持つことが大切です。
そして、十分なお金がなくても、銀行も見向きもしてくれないときでも、
めぐってきたチャンスをものにするための
ファイナンシャル・インテリジェンス(=お金に関する知性)
を身に付けておくことが重要なのです。
会計力 ⇒ 数字を読むチカラ
投資力 ⇒ 戦略を立てるチカラ
市場の理解力 ⇒ チャンスをつかむチカラ
法律力 ⇒ 会計や会社、国や自治体に関する法律をうまく活用するチカラ
ロバート・キヨサキは、お金に関して創造的な考え方のできる人になるべきだと言っており、
ファイナンシャル・インテリジェンスによってラットレースを抜け、
人生を変化させることができると言っています。
キャッシュフローゲーム会にはご注意ください
ロバート・キヨサキは「キャッシュフローゲーム」という名前のボードゲームを制作し、
3万円以上もする高額な商品にも関わらず大ヒットしています。
私もこのボードゲームは購入して投資家仲間と楽しみました。
しかし「キャッシュフローゲーム会」と称したゲーム会が巷には存在し、
ネットワークビジネス・マルチ商法の勧誘に使われることが非常に多い書籍です。
勧誘被害に遭わないよう、十分に注意なさってくださいませ。