お楽しみ様です。
坂本です。
いよいよ2020年5月1日から「資金決済法・金融商品取引法」が改正されて、
「国内」の仮想通貨に関わるルールが変更されます。
前々から言われていたので驚きはしませんが、
これによって
DMMやGMOが提供する「仮想通貨FX」
bitFlyerが提供する「BTC-FX」
などのレバレッジ商品を提供している
国内の仮想通貨取引所を利用しているトレーダーに影響があります。
本日は資金決済法・金融商品取引法によっておこる
「レバレッジ商品の変更点」
「気をつけるべきこと」
について解説します。
かなり重要な内容ですから、しっかりご覧になってください。
目次
2020年5月1日施行の資金改正法で何が変わるのか
2020年5月1日から施行される資金改正法。
コレは「仮想通貨FX」や仮想通貨を扱っている「業者」に対して適用されます。
主な変更点は次の3点です。
- 仮想通貨を暗号資産という名称で扱う
- 仮想通貨FXについてはレバレッジに規制強化
- 広告宣伝による規制
我々、仮想通貨トレーダーにとって名称変更はどうでもいいのですが、
レバレッジ規制の影響はカナリの影響ですわ。
最大レバレッジがわずか2倍です。
つまり、今までのようにレバレッジを利かせることができないので
「少額」でトレードする手法は利用できなくなりました。
まさに「チーン・・・」です。
仮想通貨FXは追加証拠金が必要となるため注意しよう
今回、最もお伝えしたいのがココです。
最大レバレッジが2倍という制限は仮想通貨FX取引におて
今まで以上に多くの元本が必要なことを意味します。
つまり。
仮想通貨FXのルールが変更されることによって
追加の証拠金が必要になるかも知れません。
仮想通貨FXを提供してい業者から
「あんたの口座、
今までの証拠金じゃあポジションが維持できないから
証拠金不足になっちゃうよ。」
というワケで
「追加で証拠金を入金してください。」
と捲し立てられる可能性です。
「証拠金不足」となった場合には・・・
追加の証拠金を入金する
ポジションのクローズをする
この二択しかありません。
くれぐれも
5月1日付で強制的にロスカット
なんてことにならないように要注意です。
ご参考までにTAOTAOの告知文を記載しておきます。
【1】追加証拠金制度の導入
TAOTAO
2020年5月1日には予定はありません。今後導入する場合は2ヶ月前を目途にお知らせいたします。
【2】レバレッジ取引倍率の変更
現在、個人・法人のお客様ともにレバレッジ取引倍率を4倍としており、2020年5月1日にはいずれも変更いたしません。変更する場合は実施開始の2ヶ月前を目途にお知らせいたします。
【3】代用暗号資産の掛け目設定
証拠金として暗号資産を使用される場合に掛け目を設定いたします。2020年5月1日は現行どおり(=掛け目100%)といたします。設定する場合は、設定開始の2ヶ月前を目途にお知らせいたします。
今月中に片っ端から口座開設しておいてください
レバレッジ商品を取り扱っている国内の仮想通貨取引所の口座開設は
今月中に「確実」になさっておいてください。
来月に入ってから口座開設をした利用者は
レバレッジ取引ができません。
また、レバレッジ商品を取り扱っていない取引所であっても
口座開設はできるうちにやっておくことに越したことはありません。
国内仮想通貨取引所の一覧を記載しておきます。
国内仮想通貨取引所の一覧
会社名 | サービス名 | レバレッジ取引の有無 | レバレッジ取引できる通貨 |
---|---|---|---|
QUOINE | Liquid | 〇 | BTC、ETH |
bitFlyer | ビットフライヤー | 〇 | BTC |
ビットバンク | ビットバンク | × | |
SBI VCトレード | VCTRADE | × | |
GMOコイン | GMOコイン | 〇 | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC |
フォビジャパン | Huobi | 〇 | BTC |
BTCボックス | BTCBOX | × | |
ビットポイントジャパン | BITPOINT | 〇 | BTC |
DMM Bitcoin | DMM Bitcoin | 〇 | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC |
TaoTao | TAOTAO | 〇 | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC |
Bitgate | Bitgate | × | |
コインチェック | Coincheck | × | |
楽天ウォレット | 楽天ウォレット | 〇 | BTC、ETH、XRP、BCH、LTC |
ディーカレット | DeCurret | 〇 | BTC、ETH、BCH、LTC |
フィスコ仮想通貨取引所 | Zaif | 〇 | BTC、MONA |
LastRoots | c0ban取引所 | × | |
Xtheta | Xtheta | × | |
オーケーコイン・ジャパン | オーケーコイン | × |
まとめ
資金改正法によって国内の仮想通貨取引所でレバレッジ商品を利用している
仮想通貨トレーダーにはドエライ影響があります。
「国内」の仮想通貨取引所のメリットはゼロに近いのでオワコンです。
「海外」の仮想通貨取引所へ流れるのが自然ですが、
金融庁から「海外」の仮想通貨取引所へも警告しており、
世界最大の取引所である「Binance」は
日本人の利用に制限をかけることを表明しています。
今まだ問題なく利用できますが、この先にどうなるかわかりません。
こういったトレードに直結する「ルール変更」は必ずウォッチしながら
「何事もヤレるときにヤル」
この精神でまいりましょう!!