お楽しみ様です。
坂本です。
2万8000ドルを突破して過去最高値を更新中のビットコイン。
このビットコインを我々がに入れる方法は「3つ」しかありませんよね。
- ビットコインを買う
- ビットコインをもらう
- ビットコインをマイニングして新たに生み出す
今日は3番の「ビットコインをマイニングして新たに生み出す」がテーマです。
しかし。
ただの「マイニング」ではありません。
「クラウドマイニング」です。
「クラウドマイニング」について知る前に、その前知識となる「マイニング」を軽くおさらいしておきましょう。
坂本なりに、小学生でもわかるレベルに超噛み砕いて「3行」で解説してみます。
「鎖」に新たな「箱」を安全につなぐ作業が「マイニング」。
その作業をする人が「マイナー」。
いかがでしょうか。
なんとなくマイニングのイメージができたと思います。
このマイニングを「ハードウェアマイニング」と呼びますが、世界中のマイナーがマイニングをする理由はただひとつ。
報酬である「新規発行されるビットコイン」を獲得するためです。
マイナーは報酬を目当てに、めちゃくちゃ費用をかけ日々マイニングに勤しんでいます。
- ドエライ計算をする超ハイスペックな「マシン代」
- それを設置しておくための「土地代」
- マシンを稼働させ続けるための「電気代」
もちろん、マイニングは「誰でも」できます。
坂本もできますし、もちろん「あなた」もできます。
だけど、実際にやっている人って周りにいないですよね。
・・・それもそのはず。
マイニングは個人でやっても絶対に赤字になるからです。
マイニングには膨大な電力と設備が必要なので、電気代の高い日本でマイニングを行うことは赤字にしかならないので最悪です。
そこで、個人でもマイニングに参加できるよう誕生したのが、クラウドマイニングサービスです。
はい。
クラウドマイニングによって我々個人も「新たに発行されるビットコイン」を手に入れるチャンスがでてきたワケです。
そこで「クラウドマイニングを使う価値って本当にあるのか」という疑問に対して「3つのクラウドマイニング」をチェックしてみました。
ただし、誤解なさらないでください。坂本はクラウドマイニングをお勧めするつもりは一切ありません。
予めお伝えしておきます。
クラウドマイニングは火傷をしやすいサービスです。
そこで、本記事では次の3つをあなたにお伝えします。
- クラウドマイニングの概要
- クラウドマイニングで見込み利益
- 坂本が手を出さない理由
本記事を読み終わった時、きっとあなたは「ああ、クラウドマイニングに手を出さなくて良かった!!」と思っていることでしょう
それでは参りましょう!!
目次
ビットコインのハードウェアマイニングが赤字になる理由
まず最初に、ビットコインのハードウェアマイニングが赤字になる理由について解説しておきます。
ビットコインのマイニングとは
ビットコインの取引データは約10分間隔で一つのブロックとして生成されます。
それをマイナーが「承認」することで、既存のブロックにチェーンに繋がることができます。
この最も早く承認したマイナーこそ、新たに発行されるビットコインを報酬として受け取ることができます。
個々で大事なのは、マイナーは他の誰よりも早く承認を行いたいので、「ASICマシン」と呼ばれるマイニング専用のマシンを使用するということです。
実際にASICマシンを数百台設置する大手のマイニングファームも存在します。
あなたもすでにご存知かも知れませんが、ビットコインのマイニングには「大量の電力」が必要で、マシンの稼働によって「大きな熱エネルギー」が放出されるのです。
ビットコインのハードウェアマイニングを成功させる3つの条件
ビットコインのハードウェアマイニングで報酬を得るためには次の「3つの条件」が求められます。
- 安い電気代
- マシンの冷却に適した冷涼な気候
- マシンを設置する物理的スペースを確保しやすい安価な土地
この条件に当てはまったのが中国で、今でもビットコインマイニングの中心は中国です。
最近では、冷涼で政治的にも安定している北欧にもマイニングファームの進出が見られるほか、中東では国を挙げてマイニングファームの誘致に乗り出している国もあります。
つまり、「3つの条件」に合致しないのが日本というワケです。
ハードウェアマイニングに変わるクラウドマイニング
そこで始まったのが「クラウドマイニング」です。
クラウドマイニングは全世界に存在するライバル(マイニングファーム)に、我々「個人」が負けることなく、マイニングに参加して報酬を得られるサービスです。
つまり、マイニングパワーの一部を購入してマイニングを行うワケです。
サービスを提供するのはASICマシンを始めとする「インフラを環境」を整えたマイニング専門の業者です。
利用者は定められた金額をサービス提供者に支払ってマイニングの委託を行い、マイニング報酬は支払った金額に応じて分配されるという仕組みです。
クラウドマイニングのメリット・デメリット
ハードウェアマイニングとクラウドマイニングの違い、そしてクラウドマイニングの概要がわかったところで、クラウドマイニングのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
ビットコインクラウドマイニングのメリット
クラウドマイニング最大のメリットは、日本では実現できないインフラの整備や管理を任せられことですね。
つまり
「ハードウェアのインストールが不要」
「予測不可能な電気コストを避けることができる」
といった点です。
加えて、多くの利用者が集まることで大規模なマイニングファームになれば、つまりそれは「ライバルとの競争の面」でも有利になります。
得られた報酬は利用者で分け合うので、一度に大きな利益になることはありませんが、長期的に安定した収入が見込めます。
ビットコインクラウドマイニングのデメリット
最大のデメリットはスキャム(詐欺)です。
マイニングファームは国外にあることも珍しくなく、自分の目でマイニングファームの状況を確認することは難しいですよね。
実際に、全く関係のない他社のマイニングファームの資料を元に、詐欺が行われたこともあります。
クラウドマイニングはスキャムである確率がめちゃくちゃ高いので、超玄人以外は参加をおすすめしません。坂本も触れないようにしています!!
クラウドマイニングで見込める利益
さて。
ビットコインクラウドマイニングの概要と、坂本の見解を知っていただいた上で、CryptoCompareの情報を参考に、3つのクラウドマイニングサービスをチェックしてみます。
CryptoCompare:https://www.cryptocompare.com/mining/#/contracts
チェックしたのは次の3つです。
- Genesis Mining
- ECOS
- OXBTC
Genesis Mining
クラウドマイニングの老舗と言えるGenesis Mining。
長く続くということは実績はあるようです。
画像からも分かる通り、250日程で出資金は回収できます。
ECOS
2017年にアルメニアで設立された、比較的新しいクラウドマイニング企業です。
様々なプランが用意されており、60日プランでは最短33日で資金の回収が可能です。
日本語でのサービス提供も行われていますが、支払いにはビットコインとライトコインしか対応しておらず、クレジットカードの利用はできません。
OXBTC
2014年に中国で設立された、クラウドマイニング企業です。
中国のほか、アメリカやカザフスタンなど、世界の8か所にマイニングファームを持っています。
最短200日で資金の回収が可能です。
回収までに400日以上かかるものは契約期間が36ヶ月(3年)です。
仮想通貨取引所OKExとは関係ないようです。
クラウドマイニングに手を出さない理由
ここまでお読みになったあなたは「クラウドマイニングをやろう!!」と気持ちが高揚しているかも知れません。
たしかに、手持ちの資金を短期間で大きく増やすことができる可能性があるビットコインのクラウドマイニングには「夢」があります。
って、ちょっとお待ちなすってください。
こんな利回りになるのは「業者の言う通りになった場合」のみです。
クラウドマイニングを利用する前に、改めて潜んでいるリスクを再確認しましょう。
- 価格変動のリスク
- 半減期で収入も半減
- マイニング環境の変化
- その業者は本当に信頼できるか?
価格変動のリスク
ビットコインのクラウドマイニングに参加すれば、マイニング報酬として分配金を受け取ることができますが、そのほとんどはビットコインで受け取ります。
つまり、仮想通貨が高騰すれば大きなリターンを得ることができますが、逆に暴落すれば出資した金額に満たなくなるかもしれません。
とはいっても、これはクラウドマイニングだけでなく、ハードウェアマイニングでも同様ですから、マイニング全般におけるリスクと捉えてください。
半減期で収入も半減
ビットコインは約4年に一度「半減期」がやってきます。
これまでに3度の半減期を経て、マイニング報酬は当初の50BTCから6.25BTCへと、4分の1にまで減っています。
報酬が半分になっても、ビットコイン価格が倍になれば問題はありません。
半減期でマイニング報酬が半分になると、市場への供給量が減るため価格は上がるとされています。
これまでの3度の半減期の後は、いずれも大きく値を上げました。
次の半減期は2024年が予想されていますが、その時もこれまでと同じ値動きとなるでしょうか。
これも先ほどと同様にクラウドマイニングだけでなく、ハードウェアマイニングでも同様ですから、マイニング全般におけるリスクと捉えてください。
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マイニング環境の変化
マイニング報酬は参加しているマイナー全員に「公平」に分配されるワケではありません。
マイニングに成功したマイナーのみが報酬を得られる「イス取りゲーム」です。
加えて、ASICマシンは常に新しいものが開発されていますから、参加したクラウドマイニングで使用しているASICマシンもすぐに「時代遅れ」になります。
あたり前ですが、ASICマシンは定期的に新しいものに更新しないと、マイニングに成功する確率は大きく下がってしまいます。
これも先ほどと同様にクラウドマイニングだけでなく、ハードウェアマイニングでも同様ですから、マイニング全般におけるリスクと捉えてください。
その業者は本当に信頼できるか?
ハードウェアマイニングは敷居が高いので、敷居が低いクラウドマイニングを検討するというもアリです。
業者の言う通りの利回りになればクラウドマイニングには夢があるかも知れません。
しかし。
クラウドマイニングは実態を確認しづらいため、スキャム(詐欺)かどうかの確認が困難です。
大切な資金を託す相手は本当に信頼できる業者なのか、事前にしっかりとチェックしなければならないのですが、この難易度が非常に高い・・・
つまり、クラウドマイニングは「期待値がかなり低い投資」なのですから、正直ヤル価値はありません。
そんな得体の知れないモノに手を出さなくても、「3つの手法」のように期待値の高いやり方で十分に利益を得ることができます。
坂本はあなたが得体の知れないクラウドマイニンに手を出さないことを祈っています。