お楽しみ様です。
坂本です。
あなたもご存知のように、法定通貨に「円」や「米ドル」といった種類があるのと一緒で、仮想通貨にも多くの種類があります。
ただ、法定通貨と違うのはその「数」で、仮想通貨はその数「2000種類」以上。
その中で時価総額1位と2位に位置するのが「ビットコイン」と「イーサリアム」です。
しかしこの両者は、仮想通貨であることは同じでも、全く異なる性質を持っています。
予めお伝えしておきます。
本記事では、ビットコインとイーサリアムのどちらがより優れているといった、ショウムナイ比較はしません。
だって、ご覧のように目的や用途が異なるのです。
そうではなくて、我々がすべき行動は「どうトレードしたら利益が取れるか」を知ることです。
よろしいでしょうか。
ココがぶれちゃあダメです。
なにも仮想通貨博士になる必要などないのです。
というワケで、本日はその「ほどほどの知識」の内容について触れます。
サクって読めてしまいますからさっそく参りましょう!!
目次
ビットコインの特徴
まずは「仮想通貨の祖」とも言われるビットコインから参りましょう。
ビットコインの基本情報
名称 | ビットコイン(Bitcoin/BTC) |
価格 | 1BTC=1,995,000円 |
時価総額 | 約37兆円(1位) |
承認方式 | PoW(Proof of Work)方式 |
価格等は全て2020年12月8日時点です。
ビットコインのメリット
ビットコインの最も大きなメリットは「最も普及している」という点でしょうナ。
つまり、法定通貨の代わりになる汎用性の高さがあるからこそ、日常生活で利用できるワケです。
ビットコインが流通している地域に旅行に行くのでしたら、法定通貨を使うよりもビットコインの方が便利かもしれません。
また、「価値の交換や保存に便利な存在」でもあるので、インフレなどの影響で国の経済が破綻して、法定通貨が価値を持たなくなっている地域では、ビットコインが市民生活の基盤となっている所もあります。
インフレに苦しむアフリカや中南米の域では、ビットコインの取引量は増加の一途をたどり今や生活に欠かせない存在になっています。
ビットコインのデメリット
かなしいかな、ビットコインと言えど全てにおいて万能というワケではありません。
技術面だけでみればビットコインよりも優れた技術を持つ仮想通貨など数多く存在します。
加えて、マイニングの承認方式にはPoW(Proof of Work)方式を採用していますが、このことがいくつかの問題を抱える原因になっています。
本来、仮想通貨はエコな金融システムとして誕生したはずですが、マイニング競争によって多量の電力を消費するようになり、それが環境破壊につながるという指摘があります。さらに、マイニング・パワーを持つ一部のマイナーに権力が集中し、非中央集権であるはずの理念と矛盾が生じる結果にもつながっています。
イーサリアムの特徴
続いてイーサリアムの特徴についても知っておきましょう。
名称 | イーサリアム(Ethereum/ETH) |
価格 | 1ETH=61,600円 |
時価総額 | 約6兆9800億円(2位) |
承認方式 | PoW方式からPoS(Proof of Steak)方式へ以降予定 |
価格等は全て2020年12月8日時点です。
イーサリアムのメリット
冒頭でもお伝えしたように、イーサリアムは独自にトークンやスマートコントラクトを開発できる「プラットフォーム」型の仮想通貨です。
具体的には、イーサリアムを単に通貨として利用するだけでなく、スマートコントラクト機能を用いることで、支払い条件などを設定することもできます。
例えばギャンブルで「Aチームが勝利すれば、〇〇ETHを支払う」という条件を設定することができます。
これらの設定をプログラミングによって複雑に組み合わせることで、様々なサービスを提供できるほか、新しい仮想通貨を作ることもできます。
イーサリアムのデメリット
イーサリアムのプラットフォームを利用してプログラミングするには「Solidty」と呼ばれる専用のプログラミング言語の利用が必要で、コレが新たな技術者の参加を妨げている要因になっています。
今ではJavaScriptやC#などの汎用性の高いプログラミング言語を利用できる、新たなプラットフォーム型の仮想通貨も誕生しています。
イーサリアムがこれまで築き上げてきた牙城を崩すほどの仮想通貨は今のところありません。
とはいっても、今後の大きな流れの中でイーサリアムがこれまで通りの存在感を維持できるかどうかはわかりません。
まとめ
法定通貨が安定して価値を保っている日本では、日常の支払いにおいて仮想通貨に頼る必要が全くないので、仮想通貨に対して「リスクの高い金融商品」という認識を持っておる人が多いです。
かたや法定通貨の価値が安定していない国では、仮想通貨が通貨として扱わていることを知っておきましょう。
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を資産形成のためのポートフォリオに組み込むことを勧める人は多いですし、坂本も「仮想通貨=価値の保全手段」だと思っています。
ただし、価値の担保として生き残るのはビットコインのみだと思っています。つまり時価総額第2位のイーサリアムであっても「草コイン」だという認識です。
ポートフォリオの一部にビットコインを加えておくことはオススメです。