仮想通貨格付けの活用方法

お楽しみ様です。
坂本です。

仮想通貨ってどのくらいの種類があるかご存知ですか?

ハッキリとした数字は坂本もわからないのですが、
おおよそ2千種類あると言われています。

これだけドエライ種類があると「格付け」が知りたくなりますよね。

だって人って「格付け」が大好きな生き物ですから当然です。

そもそも2千種類以上も仮想通貨があるのですから、
選択肢が多すぎて「選ぶこと」を諦めてしまいます。

しかし、勇士が客観的に格付けをしてくれると
手を出していいのか、つまりはトレード対象の仮想通貨として適切かを
判断する一助になるのです。

ネットショッピングをする時に「おススメ」や「評価が高い」で
商品をソートできるあの便利機能に近いですナ。

というワケで本記事では
仮想通貨格付けの概要説明から、格付けの活用方法を解説します。

まだ仮想通貨の格付けを活用していない方は必見です。

目次

仮想通貨の格付をしているのは誰?

格付を公表するのに資格や許可は不要です。

とはいっても、坂本が格付しても
誰も何の参考にもしてくれません。

つまり、格付を公表する企業や団体の信用が
「格付の信用」になるのです。

それでは「ここの格付けだったら良いだろう」と
多くの人が参照している有名な2つの格付けをご紹介します。

ワイズ・レーティングス(Weiss Ratings)

ワイズ・レーティングス:https://weisscrypto.com/en

ワイズ・レーティングスはアメリカの独立系格付機関で、
仮想通貨のほかにも株式や投資信託、
保険などの幅広い金融商品の格付を行っています。

2018年1月に、世界で初めて仮想通貨の格付を公表したことが話題になりました。

以前は有料のレポートが配信されていましたが、
現在は誰でも公式サイトから格付一覧を見ることができます。

https://weisscrypto.com/en/cryptos/screener/shared/coins-by-rating

「Tech/Adption Grade(技術評価)」と
「Market Performance Grade(市場評価)」の2つの要素を元に、
「Rating(総合評価)」を示しています。

総合評価は、「A+」から「E-」までの15段階で表示されます。

現時点で、総合評価で「A+」と「A」の評価を得ている通貨はありません。

最も高い評価を受けているのは、
イーサリアム(Ethereum/ETH)の「A-」となっています。

イーサリアム上の分散金融「DeFi」の評価が影響しているのでしょうか。

これまでも、「A+」や「A」の評価はめったに付与されていません。

近頃のワイズ・レーティングスの格付で話題になったのは、テゾス(Tezos/XTZ)です。

全体の中で「B-」という上位の評価を与えられており、
時価総額や価格の上昇や、柔軟なガバナンス、
バグの少ないコードなどが高く評価されています。

中国産業情報技術省(CCID)

2018年5月から、中国の国家機関である中国産業情報技術省(CCID)も、
1~2ヶ月の間隔で仮想通貨の格付を発表しています。

現時点では、今年6月18日付けの18回目の格付が最新の発表となっています。

・基礎技術力
・応用性
・革新性

の3点について評価し、その合計点で格付の順位を決めています。

対象となっているのは37通貨で、中華系の仮想通貨が多くを占めます。

当初から安定して高い評価を受けているのがEOS(EOS)で、
高い基礎技術力によって1回目の格付から1位の座を維持し続けています。

中華系の仮想通貨が高めの評価を得ていることが当初から指摘されていますが、
(おそらく)世界で唯一の国が公表している格付であり、
中国は仮想通貨界に大きな影響力を保有しているだけに、
新しい格付が公表されるたびに注目されています。

インフルエンサーの個人的な格付け

以前は多くの仮想通貨界のインフルエンサーたちが格付を発表していましたが、
現在はほとんど行われていません。

仮想通貨の情報が大手専門メディアから
発信されるようになったことがその要因でしょう。

また、初心者向けの仮想通貨や取引所の紹介が中心だった
アフィリエイト目的の仮想通貨関連のブログなども少なくなりましたね。

現在残っているもといえば、まともなサイト以外は
仮想通貨とネットワークビジネスを組み合わせた
キナ臭いMLMコインでしょうかね。

最近だと「BTCV」というMLMコインが出回っているので
十分にお気を付けくださいませ。

格付されている仮想通貨はエリート仮想通貨

視点によって大きく異なる格付けですが、
そもそも格付に意味があるのでしょうか?

ワイズ・レーティングスやCCIDの格付は、
全ての仮想通貨に対して行われているワケではありません。

2千種以上ある仮想通貨の中で、
格付けの対象として選ばれること自体が、
「他の通貨よりも高く評価されている」ということです。

ワイズ・レーティングスでは約170種が、
CCIDでは37種のみが格付けの対象になっていす。

格付されている通貨の中で下位に位置していたとしても、
格付されていること自体が、
他の通貨よりも高い評価を受けているのです。

仮想通貨の格付けのまとめ

ワイズ・レーティングスやCCIDといった期間で公表されている格付けは
それなりに将来性があると考えていいでしょう。

とはいっても、格付けが行っているのは「様々な視点による評価」であり、
「将来的な値上がりを評価」してはいないということです。

例えば、その仮想通貨が保有する技術力、
開発・運営などの透明性、市場規模などが総合的に判断されて
格付けされています。

技術力が間接的に市場で高い評価を得て値上がりすることもありますが、
市場の評価だけが格付けの評価基準になっているのではありません。

また、格付が低い通貨に将来性がないかというと、これもまた違います。

CCIDによる格付では圧倒的な市場規模を持つ
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の評価は一貫して高くありません。

しかし、ビットコインが他の追随を許さない存在であることは、
言うまでもありません。

格付けは仮想通貨を評価する上での参考情報程度のとどめておくのが無難です。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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