【トレンドで稼ぐ】L2(レイヤー2)の3つのコア技術を徹底解説

お楽しみ様です。
坂本です。

あらかじめお伝えしておきます。
本記事はトレードに関する話ではなく技術寄りの内容ですから正直ツマラナイかも知れません。

しかし、知識は武器です。

今後の大きなトレンドを理解することで投資対象銘柄の選定の確度を高めることができます。

ですから技術の話と知ってもガッツリではありません。
トレンドを知るのに十分なレベルの技術の話です。

坂本
そりゃあそうです。我々がやるべきは「稼ぐ」ことですからね。ここがぶれちゃあいけません。

それでは参ります。

仮想通貨はこれまで、L1(レイヤー1)と呼ばれるブロックチェーンのみで情報を処理していました。

しかし、近年は「決済」に加えて「DeFi」「NFT」といった様々な使い方がされるようになったことでトランザクション(情報処理)増加した結果、このような問題が起こるようになってしまったのです。

・情報が多すぎて処理が遅れることで、仮想通貨のやり取りがスムーズに行われない
・情報を多く処理するために手数料が増加する

これらのスケーラビリティ問題を解決するものがL2(レイヤー2)というワケです。

坂本
L2はトランザクションをブロックチェーンの外部で安全に処理しようとする技術の総称です。

この記事ではL2に取り入れられている「3つのコア技術」について解説します。

3つのコア技術

➊ ステートチャンネル(State Channels)
➋ プラズマ(Plasma)
➌ ロールアップ(Rollup)

坂本
L2とは、L1のみで行われていた情報処理を手助けし、L1の負担を軽減することで低コストな取引を実現したものです。

それぞれに特徴がありますので詳しく解説します。

目次

仮想通貨L2(レイヤー2)の3つのコア技術

L2には3つのコア技術が利用されています。

➊ステートチャンネル(State Channels)L1とは別の場所(L2)で情報を処理し、2つの場所同士の取引をスムーズに行うことが可能
➋プラズマ(Plasma)L1と繋がれた別の場所(L2)で情報を処理し、ステートチャンネルよりも多額の取引に対応
➌ロールアップ(Rollup)L1とL2で分担して情報を処理することで、より効率良く取引をすることが可能

簡単に説明すると、➊→➌の順に技術がパワーアップしていると思ってください。

この3つのコア技術について、さらに詳しく解説します。

L2の技術1:ステートチャンネル(State Channels)

オフチェーンと呼ばれるもので、L1とL2が別の場所でも情報を素早く受け渡すことができます。

ある特定の参加した人たちのあいだでチャンネルを開設し、メインチェーンに記録することなく、オフチェーンを更新し、最後の状態だけを記録として残すテクノロジーです。

オフチェーンでは情報処理したものが公開されることは無いためセキュリティも万全です。

坂本
ビットコインのライトニングネットワーク、 イーサリアムではライデンネットワークに該当するものですね。
ライトニングネットワークビットコインに利用され、高速かつ低コストな暗号資産の取引が可能
ライデンネットワーク主にイーサリアムで利用され、暗号資産の取引方法に変化があっても柔軟に対応することが可能

ステートチャンネルの基本的流れ方

チャンネルオープン

まず最初にチャンネルをオープンして、ある特定の参加している人たちの中でブロックチェーンのステートの一部をマルチシグでロックします。

坂本
つまり、特定の人たちのあいだで合意をすることで、更新ができない形をとります。
オフチェーンを更新

参加している人たちの同意のもと、オフチェーンの状態を更新します。

チャンネルをクローズ

チャンネルの中で合意された状態をブロックチェーンに提出、オンチェーンに反映します。

どちらも少額の暗号資産取引に向いていますが、多額の取引ではうまく機能しないことがありました。

そこで、オンチェーンのプラズマが登場します。

L2の技術2:プラズマ(Plasma)

オンチェーンと呼ばれるもので、L1とL2が繋がれた状態で情報処理を行うことができます。

別の場所で情報が処理されるかつ、場所が繋がれているため、オフチェーンよりも受け渡しがスムーズになりました。

決済を確定させるまでのタイムは、最小レベル200msを実現可能とします。

オフチェーンで問題視されていた多額の取引によるトラブルも、オンチェーンで解決することができるのです。

仮想通貨がより多くの人に注目され、取引が頻繁に行われるようになるほど、オンチェーンのプラズマは活用されるでしょう。

ちょいと前まではイーサリアムをスケーリングするために最も効果的だったのがプラズマだったのですが、最近注目されているのが次のロールアップです。

L2の技術3:ロールアップ(Rollup)

①ステートチャンネルや、②プラズマでは、L2で情報を処理することでL1の負担を軽減することを目的としていました。

しかしロールアップは違います。

L2のみで情報処理をするのではなく、L1と分担して情報処理を行うことによって効率を上げているのです。

坂本
人間も作業分担した方が効率が良いですよね。

つまり、ロールアップはイーサリアムのセキュリティ問題、スケーラビリティ問題を決して無視することなく、プラズマが抱えているデータの可用性を解決しようとしているワケです。

このロールアップは発展途中で、現在はこちらの2種類がスケーリングのメインの技術になるか競合しながら開発されています。

Optimistic Rollup(オプティミスティックロールアップ
zk-Rollup
ジーケーロールアップ

Optimistic Rollup(オプティミスティックロールアップ

特徴

・企業「Optimism」が主導して開発
・ZKロールアップのメリットとプラズマの不正阻止の仕組みを合体させたソリューション
・OVM機能によりEVM(イーサリアムのバーチャルマシン)が利用できる

Optimistic Rollupを使用する主要プロジェクト

・Uniswap v3
・Synthetix
・Coinbase Wallet

zk-Rollup(ジーケーロールアップ)

特徴

・複数企業Starkware、Aztec、Loopring、ZKSyncが開発
・zk-SNARKsという匿名送金を可能にしたプロトコルを利用
・大量転送処理によってスケーラビリティを改善
・オプティミスティックロールアップよりも技術面のコストが高い
・EVMが利用できないので各プロジェクトはzk-Rollup専用の開発をしなくてはいけない

zk Rollupを使用する主要プロジェクト

・Curve Finance
・Loopring DEX
・zkSwap
・dYdX
・DeversiFi
・Gitcoin

ロールアップを利用した仮想通貨はあまり多くありませんが、さらに技術が発展すれば仮想通貨をより低コストで取引できるようになります。

これぞ可能性を秘めたL2のコア技術ということですね。

まとめ

ブロックチェーン領域で最も重要な技術トレンドの一つであるL2技術について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

今後の大きなトレンドを理解するができたと思います。

それもそのはずです。
イーサリアムが2.0への移行をしたとしても、その将来性とL2の将来性は切っても切り離せない関係なのですから。

今後は多数のユーザーがL2を利用することになるでしょう。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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