お楽しみ様です。
坂本です。
「ドミナンス」という言葉を聞いたことあります?
ビットコイン、イーサリアム、バイナンスコインといった仮想通貨の時価総額が仮想通貨市場全体に占める割合(%)のことです。
このドミナンスを見ることで
「その仮想通貨がどれぐらい注目を集めているか」
「市場全体にどれぐらい影響を与えているか」
がわかることに加えて、価格変動の予測もできるんですワ。
「価格変動の予測ができるならヲレも知りたい!!」と思うかもしれません。
ただね、このドミナンスを使った予測を2022年もやっているとしたら、ぶっちゃけ黄色信号の要注意です。
本記事では
・ドミナンスという言葉を聞いたことがない人
・2022年にドミナンス分析をしている人
に向けた記事になってますので、どうぞ最後までご覧になってください。
目次
各仮想通貨のドミナンスの推移
ドミナンスの概要がわかったところで、まずはビットコインとアルトコイン(ビットコイン以外)のドミナンスについて触れておきます。
ビットコインのドミナンスの推移
このグラフは「ビットコインドミナンスの推移」を表したものです。
仮想通貨が流行りだした2014~2017年頃は、ビットコインのドミナンスは「80~90%」付近を推移していました。
ところが、その後、新しい通貨が出てきたことで「37%」に落ち込んでいます。
もちろんビットコインの価値は大暴落しています。
アルトコインの仮想通貨
続いてこちらグラフはビットコイン以外の仮想通貨のドミナンス推移を表しています。
先ほどのビットコインドミナンスのグラフを比較すると一目瞭然。
ビットコインとアルトコインは逆相関にあります。
2014~2017年頃のアルトコインのドミナンスは「10~20%」程度です。
しかし、仮想通貨が世の中に浸透し、新しい通貨が続々と出てきた2017年頃のドミナンスは「50%」付近まで上昇しています。
仮想通貨の価格変動を予測(ドミナンスの活用方法)
お待たせしました。ドミナンスの活用方法を紹介します。
勘の鋭い方であればおわかりですね。
そうです。
「ビットコインのドミナンスが過去最低値付近までくればアルトのターンは終わる」という方程式があるので、仮想通貨の価格変動を予測でき「た」ワケです。
先ほどのグラフで見たように、ビットコインのドミナンスが下落すると、アルトコインのドミナンスは上昇します。
つまり、ビットコインのドミナンスが下落局面のときは、アルトコインの価値が上がることが予測できるというワケです。
もちろん、アルトコインが下落局面のときは、ビットコインの価値が上がることが予測できます。
【注意】2022年ドミナンスの利用は役に立ちません
ドミナンスは有効な判断材料でした。
しかし、実はもう過去の話ですから鵜呑みにしすぎないように注意しましょう。
なぜなら、2022年のアルトコインは2017年のアルトコインとは全く違います。
2017年のアルトコイン:PoWのアルゴリズムをSHA256から別のものに変更したアルトコイン
2022年のアルトコイン:EthereumやBSCといったスマートコントラクト上で発行したアルトコイン
2022年の現在においてドミナンスの数字には意味がないので役に立ちません。
ドミナンスを妄信しすぎないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は過去に有効だった「ドミナンスの活用方法」について解説すると共に、現在は有効ではない旨を解説しました。
・ドミナンスの意味を知らなかった人
・知っているけどまだ使っていた人
には役に立つ記事だったと思います。
2022年においても有効な分析手法はメルマガ読者さんに無料で公開してますから、どうぞ他の分析方法もしっかり学んで、財布の肥やしにしてください。