お楽しみ様です。
坂本です。
仮想通貨が誕生した2009年から10年目となる節目の年。
振り返れば私がリップルを買いだしたのは2015年。
リップルの可能性をチラっと感じていたため、
山吹商会というECサイトで1リップル(XRP)=0.6円で購入。
周りの親しい投資家さんには勧めていましたが
「ううん・・・怪しいから辞めておくおかな。」
と言われたことを今でも鮮明に覚えています。
それもそのはず。
1リップル=0.6円の時代に
1リップル=10円で販売している輩が
インターネット上でもオフラインでも横行していました。
つまり、リップルの話をすればするほどキナ臭さだけが残る時代だったのです。
しかし、あれから2年経った2017年。
仮想通貨元年と呼ばれるバブルが湧きました。
翌年、2018年に仮想通貨バブルが弾けて
高値掴みをした投資家が泣いたのは記憶に新しいところです。
そして2019年。
仮想通貨市場の復調によって勢いが増しています。
本日は仮想通貨の未来を「2つの調査報告」から考察します。
目次
投資目的で参入した4割の投資家「塩漬け層」の動きに注目
仮想通貨の今後を考察する上で、
市場へ参入している投資家の動向は抑えておくべきところ。
ありがたいことに、言わずと知れた国内大手広告代理店の博報堂が
2019年3月6日に調査結果を発表しています。
(博報堂さまさまですナ!!)
まずはこちらの調査概要をご覧ください。
<調査概要>
・実施時期:スクリーニング調査:2018年10月17日(水)~10月19日(金)
・本調査:2018年10月20日(土)~10月23日(火)
・調査方法:インターネットリサーチ
・対象者:18~59歳の男女
・調査人数:2万人
仮想通貨購入者の半年前と比べた現在の取引状況を見ると、62.3%が「減った」と回答。購入者の約4割がこの半年間 全く取引を行っておらず、いわゆる“塩漬け”状態にあることがわかりました。また、この塩漬けの人たちは、特定の取引利用率、 特定仮想通貨購入率が他の層に比べて高いことが明らかになりました
HAKUHODO Blockchain Initiative+博報堂金融マーケティングプロジェクト、仮想通貨に関する生活者調査<第2回>
はい。
ここから2つのポイントが読み取れます。
●ポイント1
「半年は全く取引を行っていない」
つまり、半年前の2018年前半は取引を行っていた。
●ポイント2
「取引所利用率、 特定仮想通貨購入率が他の層に比べて高い」
つまり、塩漬け層は少し手を出して市場から実質撤退状態にある。
更に、調査結果には以下の記載もあります。
一方で、仮想通貨経験者の73.4%が、取引所・販売所へのログインやアプリの起動を月に1回以上は行っており、塩漬け層の66.9%が「今後売買予定あり」と回答していることからも、市場の動きを気にしながら、取引再開のタイミングをうかがっていると考えられます
HAKUHODO Blockchain Initiative+博報堂金融マーケティングプロジェクト、仮想通貨に関する生活者調査<第2回>
つまり、仮想通貨市場が2017年のような強い値動きを再び見せた場合、
4割の塩漬け層が再び戻ってくることを意味し、
加えて、買いが買いを呼び資金が流れ込んでくる可能性も大いにあります。
投資家が仮想通貨に期待するもの
次に投資家は仮想通貨に対してどんな期待をしているのか
調査結果を見てみましょう。
①「価格変動を利用した資産運用・投資」(50.5%)
②「資産としての貯蓄」 (48.2%)
③「インターネットショッピングの決済」(48.1%)や「個人間送金」 (37.5%)
④「コンビニや飲食店での決済」(33.1%)
投資目的以外のブロックチェーンの技術を生かした「利便性への期待」。
つまりは仮想通貨が本来の持っているポテンシャルへの期待が
非常に大きいことも見受けられます。
仮想通貨がもっと身近になることを期待している人は意外と多い
先程の「利便性への期待」はこちらの調査にも表れています。
<調査概要> 「TesTee Lab!(若者にスポットを当てた若年層リサーチ結果を発信するサイト)」にて実施 テーマ:仮想通貨に関する調査 対象:20代男性1,041名、20代女性1,864名 調査期間:2018年2月5日(月)~7日(水)
仮想通貨参入比率の高い男性だけでは無く、女性からも一定の期待感がうかがえます。
2009年のキナ臭い時代から考えれば、
この10年で飛躍的に信頼感が生まれたと思いませんか?
私もそうですが、投資家である以上
「儲かるのか、儲からないのか」が重要です。
つまり、仮想通貨の価値が上がることで利を得るためには
「既存の金融システム」に勝る信頼を勝ち得ていくことが必然です。
今後10年で法定通貨や株価に次いで信頼を勝ち取れる
当初、ビットコインが世に現れた目的は
既存の金融システムをひっくり返すことにありましたが、
2019年現在では達成していません。
また、今後10年間に仮想通貨がどのような変遷を遂げるのか、
正直なところ不透明な部分は多い。
しかし、今後10年でフィアット(法定通貨)や株価に次いで信頼を勝ち取れるでしょう。
理由は2つ。
①貨幣の変遷
少し大げさかもしれませんが、人類はこれまで様々な貨幣を使用してきました。
紀元前の物々交換に始まり、
弥生時代の石製貨幣や江戸時代の小判、
近代のクレジットカード、
そして、仮想通貨。
時代とともに貨幣そのものの利便性は追求されてきました。
早晩、仮想通貨は新時代の貨幣として広く受け入れられるでしょう。
②世界情勢
世界中で20億人が銀行口座を持たず、
自国通貨を安定した資産として使えない事実があります。
我々日本人は銀行に預金口座を持ち、
それに紐付いたクレジットカードを持っているのが当たり前ですから
その実感が薄いかも知れませんが事実です。
しかし、思い出してください。
仮想通貨は銀行口座なしで売買できます。
つまりそこには
新たな「20億人のグローバル市場」というドエライ可能性があるのです。
まとめ
本日は調査報告書からの仮想通貨の未来を考察しましたが、
サイバーセキュリティーの専門家でありながら、
仮想通貨の伝道師と言われるジョン・マカフィーさんはこう言います。
2020年末までビットコイン価格を100万ドル(1億円)以下に保つことは数学的に不可能
この発言に対し数学的なことはわかりませんが
「んなことアルかい!!」と思いながらも
「もしそうなったら凄いヤンケ!!」と期待はしますよね。
ジョン・マカフィーさんの話は脇に置いたとしても
私は2015年からずっと仮想通貨に「可能性」を感じ、
シッカリと利益を上げていますから、
長期視点であなたが「買い増し」されることをお勧めします。