お楽しみ様です。
坂本です。
データ管理プラットフォームを開発している、
ファクトム(FCT)という仮想通貨をご存知でしょうか。
残念ながらファクトム(FCT)は日本での地名度は低く、
国内で取引できる仮想通貨取引所はコインチェックのみですから、
ファクトム(FCT)をご存知のない方が多いかも知れません。
しかし。
ファクトム(FCT)はビルゲイツ財団から出資を受けていることもあり、
海外ではかなりの知名度がある仮想通貨です。
坂本個人の見解として、ビルゲイツ財団から出資を受けるって
ドエライ「すごいこと」です。
ということで、本記事ではファクトム(FCT)が
どんな仮想通貨で何に使われようとしているのかを丁寧に解説しますので、
どうぞ最後までご覧くださいませ。
目次
ファクトム(FCT)が注目を集める理由
ファクトム(FCT)はこれまでデータとして保存していたドキュメントを
ブロックチェーン上で管理する文書管理プラットフォームです。
そもそもコレを最も必要としているのが誰かと言えば、
重要なドキュメントをたくさん保持している企業や政府。
機密性の高いドキュメントのデータ保管は常に
「管理コストの問題」や「情報漏洩の問題」など様々な問題に晒されています。
これを解決してくれるのがファクトム(FCT)です。
ドキュメントや契約書といった機密データを
電子データとして「ファクトム プラットフォーム」で保管することで
データの記録、管理を特定の管理者を介することなく証明できるスグレモノ。
ココだけを知っただけでも、そこいらのキナ臭い仮想通貨と違って
ファクトム(FCT)の需要が想像できると思います。
加えて、ファクトム(FCT)はビットコイン(BTC)の機能を拡張する
レイヤーを活用したプラットフォームのために堅牢なセキュリティを維持しており
「ビットコイン2.0」と呼ばれる次世代通貨としても
注目を集めているのがファクトム(FCT)という仮想通貨です。
医療記録を管理するプロジェクト「dLoc」
ファクトム(FCT)は出生証明、医療記録といった
医療機関ならではの専門データを管理するための「dLoc」
というプロジェクトを進めています。
dLocは「SMARTRAC」という企業との共同開発で、
QRコードのような「dLocステッカー」と呼ばれる
データ所有者を識別する情報をNFC搭載のスマホアプリで読み込むだけで
dLocシステムからデータを確認することができます。
これは医療機関にも我々個人にも大きなメリットがあって、
病院で診察を受ける時に過去の病歴やアレルギーの有無といった
医療機関ごとに分散している情報をすぐに見ることができるので、
仮に出先で病気にかかってもすぐに治療を受けることができます。
また、dLocステッカーはブロックチェーン上で管理されるため、
情報の改ざんや不正などをされる心配がないため、
安全性にも十分に配慮された仕組みになっています。
医療現場の未来を変えるプロジェクトと言っても過言ではありません。
住宅ローン業界のデータを管理する「ファクトムハーモニー」
アメリカの住宅ローンデータを効率的に管理するために
2017年から始まったプロジェクト「ファクトムハーモニー」。
先程の医療記録を管理するプロジェクト「dLoc」に加えて、
住宅ローン業界のデータを管理するプロジェクトも始動しています。
この背景には、土地や建物といった
不動産の登記情報や住宅ローンのドキュメントが「40兆ページ」も蓄積されていて、
しかも、毎年5兆ページが増えているのが現状があります。
加えて、この膨大な量のドキュメントを管理するためには、
年間およそ5兆円ほどがかかっているようで、
毎年の管理コストが膨れ上がっています。
ここで登場したのが「ファクトムハーモニー」。
ファクトムハーモニーはこれらの膨大な量のデータを
ブロックチェーン上に記録するだけで、
事務作業の手間や各種手数料を削減することができ、
年間5兆円の管理コストを削減できると言われています。
また、ブロックチェーン上に記録することで
改ざんや漏洩のリスクがなくなり
安全に情報を管理することができます。
アメリカの住宅ローン市場は160兆円にものぼるとされており、
将来的にもその規模は拡大していくとみられているため、
ファクトムハーモニーには非常に大きな需要があります。
加えて、政府機関の機密文書の管理に利用されるのではないかとの注目も集めています。
様々な企業から注目を集めているファクトム(FCT)
冒頭でもお伝えしたように、
ファクトム(FCT)はビル&メリンダ・ゲイツ財団と提携しており、
およそ5000万ドルの資金提供を受けています。
しかし、ファクトム(FCT)に注目しているのはビルゲイツ財団だけではなく、
2018年11月にはマイクロソフトが
ファクトムと技術提携を行うことを明らかにしています。
また、アメリカの不動産ローン会社である「Equator社」も
ファクトム(FCT)のプロジェクトに関心を示しており、
ファクトム ハーモニーを共同で開発しています。
このように、ファクトム(FCT)のデータ管理プラットフォームは
多くの企業が注目し共同開発を行なっています。
今後もファクトム の需要は拡大し、
ますます多くの企業がファクトムとの提携を行うでしょう。
まとめ
ファクトム(FCT)は今後のデータ管理の未来を変える可能性を
大いに秘めた仮想通貨であることが理解いただけたと思います。
すでに医療記録を管理する「dLoc」
住宅ローン業界のデータを管理する「ファクトムハーモニー」
といったプロジェクトが進行していますが、今後、
世界中で多くの仕事や事務作業などがオンライン化することを考えれば、
ファクトムの需要がいかほどか想像に難しくありません。
スイングトレーダーとして得体の知れない仮想通貨をガチホするのであれば、
ファクトム(FCT)をガチホする方がよほど理にかなっています。