こんにちは。
坂本です。
「落ちてくるナイフはつかむな!!」
コレ、有名な格言ですよね。
投資対象の価格が急激に下落しているのを目にしたときに
「今が底値だ!!」と飛びついて買ったはいいものの、
そこからさらに下落して痛い目をみるっていうアレです。
わかります。
格言が伝えたいことはめちゃくちゃわかります。
頭では理解できます。
・・・でもね。
急激な下落を目の間にしたら「買いたくなる」のが人ってもんですワ。
目の前でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が、
どんどん安くなっていくんですワ。
しかも。
ちょいと下落したらなんてレベルじゃなくて、
ビットコインはあっちゅう間に半値以下。
ナイフだろうがナンだろうがつかみたくなります。
ということで。
3月12日~13日に起きた急激なビットコイン下落時に
坂本がチャレンジした「落ちてきたナイフをつかむ」お話です。
正直「真似しちゃあダメ」な内容なのでお読みにならなくても大丈夫です。
しかし。
落ちてきたナイフをつかんだ坂本が「大出血した」のか
それとも「無事に生き伸びた」か
(後学のために)面白がってくださるのでしたら
どうぞお読みなすってください。
目次
市場全体が「現金ファースト」のパニック売り
こちらは3月中旬のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の4時間足チャートです。
3月12日から13日にかけてコロナショックの影響で仮想通貨も大きく下落しました。
そのちょっと前から
「NYダウの史上3番目の大きな暴落」
「ドル円の乱高下」
「FRBの緊急利下げ」
という状態になっていたことで信用取引の追証の手当をする投資家が
キャッシュを得るべくゴールドやビットコインまでもが売られ始めていました。
結局は「キャッシュに勝るものナシ」ということで
3月12日の早朝から仮想通貨が下落を始めます。
夕方になるとドーンと一発下落して
1BTC=60万円付近
1ETH=1.4万円付近
にまで落ち込みます。
ここで下落はいったん小休止。
しかし、続きがありました。
3月13日の朝。
もう一発下落します。
最も下落した時で
1BTC=41万円付近
1ETH=1万円付近。
3月の上旬には
1BTC=95万円前後
1ETH = 2万4千円前後
でしたから60%近い下落です。
資金を等分して段階的に複数の指値を入れて放置
坂本は急激に下落していくチャートを見ながら
マウスをぽちっとして「買いたい気持ち」をグッと抑えながら
どこで買うかを考えまくってました。
「今が底値とみて買うか。」
「いあ、ここからさらに落ちるのはよくある話。」
「底がいつ来るかなんて誰にもわかりゃしない。」
「どうぜ突っ込む玉が小さいんだからチャレンジしちゃえ。」
「だけどもう一段下がるタイミングを待ったほうがいいじゃないか。」
「もう深夜か。徹夜してチャートを見続けるほど若くはないな・・・」
と、一人でアレコレと考えた挙句にとった行動が
資金を等分して段階的に複数の指値を入れて放置。
「その時点から少しだけ安い価格」から
「いくらなんでもココまでは下がらないだろう価格」まで
寝てる間に指値のラインまで下がればラッキーという気持ちで
バラして指値を設定しました。
ビットコイン(BTC)に6段階:58万円、54万円、50万円、46万円、42万円、38万円
イーサリアム(ETH)に6段階:1.3万円、1.2万円、1.1万円、 1万円、9千円、8千円
そして、幸運にも翌朝に「2回目の下落」が来ました!!
結果がこちらです。
約定時間 | 通貨種類 | 指値 |
---|---|---|
2020/3/12 22:35 | ETH | 指値1.3万円約定 |
2020/3/13 8:12 | BTC | 指値58万円約定 |
2020/3/13 8:24 | ETH | 指値1.2万円約定 |
2020/3/13 8:25 | BTC | 指値54万円約定 |
2020/3/13 8:28 | BTC | 指値50万円約定 |
2020/3/13 8:47 | ETH | 指値1.1万円約定 |
2020/3/13 10:53 | BTC | 指値46万円約定 |
2020/3/13 11:02 | ETH | 指値1万円約定 |
2020/3/13 11:14 | BTC | 指値42万円約定 |
ビットコイン(BTC)の38万円
イーサリアム(ETH)の9千円
までは下がりませんでしたが
42万円と1万円は約定できました!!
正直、ここまで下がるとは思いませんでしたワ。
特に3月13日の朝8時台の下げ方がエグい・・・
結果、
ビットコイン(BTC)を平均50万円で
イーサリアム(ETH)を平均1.15万円で
買うことができました。
まとめ
今回はフラッシュクラッシュ(一時的に強烈に下げて、すぐにもとの値に戻る現象)した時に
ドルコスト平均法を使って安値で拾っていきました。
3月12日~13日の下落から値が戻るまでにかかった時間は短かったですし
約定した指値の一部は底付近ですから坂本としては満足に仕込めました。
なによりも「大出血」をせずに済んでほっとしています。
だって。
ただ単に「運が良かっただけ」ですから。
これは「真似しちゃあダメ」なことなんですよ。
それでも「なぜ攻めたか」というと確固たる理由があります。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の将来性に対する期待が高く、
仮にどえらい価格まで下落したとしても「年単位」で保有し続ける覚悟があって、
相対的に安値で買えればラッキー十分!!と考えているからこそ攻めることができました。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外の草コインだったらコレはできません。
加えて世界的に「追加の金融緩和の可能性」がかなり高まっていて
こうなると中期ではビットコイン相場には「追い風」と考察したからです。
というワケで「坂本の経験談」でした。