分散型の仮想通貨取引所「Uniswap」で稼ぐ方法

お楽しみ様です。
坂本です。

仮想通貨取引所っていくつくらあるか知ってます?
その数、実に「400」です。

「うわーっ」と思わず声を出してしまいたいところですが、間髪入れずに有名どころをあげてみます。

  • 国内(bitFlyer、bitbank、楽天ウォレット、TaoTao、Coincheck)
  • 海外(Binance、FTX、BitMEX、Coinbase、KuCoin)

いかがでしょうか。

ココであげた10個の仮想通貨取引所ですら知らない仮想通貨取引所があるかも知れません。

しかし、2020年8月において「旬」な仮想通貨取引所は、既存の銀行や証券会社とよく似た仕組みを持ったこれら「中央集権型の仮想通貨取引所」ではありません。

イーサリアムベースのブロックチェーン上で価値交換を行う「DEX(分散型の仮想通貨取引所)」です。

そして次々に誕生するDEXの中で後発でありながら、すでに10,000人近くのユーザがいる飛ぶ鳥を落とす勢いのDEXが本記事の主人公である「Uniswap(ユニスワップ)」です。

坂本
Uniswapは、DeFi(分散型金融)における中核となるDEXとして人気を博しています。

直近30日のトランザクションを見てもその40%が「Uniswap」です。

https://etherscan.io/stat/dextracker?range=30

「中央集権型の仮想通貨取引所」は取引所が資産を預かるからからこそのハッキング攻撃であったり、組織や人が運営するからこその内部の人間に起因する不正による盗難リスクがあります。これは避けられません。

しかし「分散型の仮想通貨取引所」は自分自身が管理するウォレットとUniswapが直接やり取りを行うために「中央集権型の仮想通貨取引所」とは根本的に設計が異なるため、より安全に資産を管理できる仮想通貨取引所だと思ってください。

ここまでだけでも聞きなれない言葉がざっと並んで「うわあ、もう頭いっぱいヤンケ。」状態かも知れません。しかし、ご安心ください。

これからUniswapでリクイディティプラバイダー(LP)になって流動性マイニングを提供することで利益を出す方法を解説していくのですが、丁寧に解説しますから。

坂本
とはいっても、Uniswapで稼ぐために必要なことって、この流動性プロバイダーになることだけなのでスコブル簡単です。

いきなり出てきた言葉「流動性プロバイダー」を簡単に理解するために「仮想、「仮想通貨取引所」と「流動性プロバイダー」を比較してみます。

これをすることで、仮想通貨の交換時にかかる「手数料」を誰が受け取って稼いでいるのかが理解できます。

仮想通貨取引所
中央集中型の仮想通貨取引所の場合、冒頭であげたような仮想通貨取引所が仮想通貨の交換時にかかる手数料を受け取ります。
流動性プロバイダー
分散型金融であるUniswapは我々(流動性プロバイダー)が仮想通貨の交換時にかかる手数料を受け取ります。

いかがでしょうか。
Uniswapで仮想通貨を稼ぐ概要がお分かりいただけたと思います。

それでは、Uniswapの概要説明から、LP(リクイディティプロバイダー)になって流動性マイニングを提供することで、仮想通貨を稼ぐやり方を解説します。

坂本
特に使い道のない日本円が銀行に余っているのでしたら、その余裕資金をトークン化して、Uniswapでロックして流動性を提供することで稼ぎましょう。

余裕資金をトークン化するだけで稼ぎたい方は必見です。

目次

Uniswapの概要を簡単にまとめます

LP(リクイディティプロバイダー) になって流動性マイニングを提供して稼ぐ前に、そもそものUniswapの概要を説明します。もちろんご存知の方はすっ飛ばしてくださいね。

Uniswapの概要を箇条書きでギュッと纏めます。

Uniswapの概要
  • 2018年10月にdevconで発表されたプロジェクト
  • 完全にオープンソース
  • トークンの上場基準なし
  • スマートコントラクトで取引の整合性を検証でき透明性がある
  • KYC(本人確認)や年齢制限なしで誰でもアクセス可能
  • 取引に必要なブリッジ通貨としてイーサリアムを利用
  • 取引を円滑に行うためにイーサリアムとERC20トークンがプールに貯蔵されている
坂本
どれだけ貯蔵されているかはuniswap.infoで確認できます。
https://uniswap.info/home

ここで大事なことは、仮想通貨取引所のように運営企業が存在せず(CEX)、売買している人同士が直接やりとりをする取引所(DEX)であり、ユニスワップではスマートコントラクトという仕組みを使って、自動マーケットメーカー(AMM)という形式で自動取引しているということです。

つまり、仮想通貨の取引に必要な「流動性の提供」がリクイディティプロパイダー(LP)によって行われており、取引の度にリクイディティプロパイダーに手数料が入る仕組みになるワケです。

Uniswapでの取引手数料は0.3%で、この全てが流動性を提供しているリクイディティプロパイダー(LP)に配分されます。

自動マーケットメーカー(AMM)とは

ここでAMMについての解説を加えます。

流動性マイニングは「自動マーケットメーカー(AMM)」という形式で自動取引を成立させています。
これは、トレーダー同士が直接売買するのではなくプログラムが売買します。

スマートコントラクトの売買価格の決め方は、取引所に預けられている通貨の量に応じて価格を決めています。

AMMを採用する理由は、トレーダーに取引のすべてをゆだねてしまうと、不当な価格につり上げたり、取引市場がフェアでなくなる場合があるので、その対策としてAMMが採用されています。

Uniswapの取引レートを知っておきましょう

取扱ペア

イーサリアム及び、全てのERC20トークンを取り扱っています。

ERC20トークンとは
イーサリアムプラットフォーム上で稼働する仮想通貨の規格のひとつ

当初(V1)イーサリアムとERC-20トークンの交換のみ提供されていました。

例えば、「AAAトークン」から「BBBトークン」に両替する場合、実際にはこのような2段階の取り引きが行われます。

AAA → ETH → BBB

しかし、Uniswapが V1 から V2 にバージョンアップされたことで、イーサリアムを経由せずにERC-20同士の交換が実現しています。

AAA → BBB

つまり、取引回数が2回から1回になるので、手数料が削減されます。

もちろん、AAA/BBBのペアが提供されていない場合もありますが、その時はイーサリアムを経由せずに最短の経路で目的のトークンを手に入れることが可能になりました。
AAA → CCC → DDD → BBB

レートの決め方

Uniswapでは取引ペアごとに流動性プールがあり、プールにロックされた資産が多いほど価格が安定して流動性が高くなります。また、誰でもUniswapの流動性プールに資産をロックすることが可能です。

Uniswapの流動性プールにロックされている取引ペアの互いの通貨量の積は、取引前と取引後で一定に保たれます。

AAA/BBB のペアで具体例をあげます。前提としてUniswapの流動性プールに 100AAA と 50BBB があるとします。

この場合は
100(AAA) × 50(BBB) = 5000
です。

10(AAA)を BBB に両替する場合
UniswapのAAAプールは 10(AAA)増えて 110(AAA)になります。

積は取引前の 5000 を維持するため、BBBプールの量は、
5000 ÷ 110 = 45.45(BBB)
にならなければなりません。

現在 BBBプールには 50(BBB) あるので、
50 - 45.45 = 4.45(BBB)
が、10(AAA)と引き換えにプールから払い出されます。

上記では簡単に説明するために手数料を計算していませんが、実際には流動性プールに資産をロックしている人に手数料が支払われ、手数料は流動性プールに加算されます。つまり、2つのトークンの積は少しずつ変化します。

Uniswapと他のDEXとの違いを比較

Uniswapと他のDEXにはどのような違いがあるのか比較します。

①独自トークンがない

大きな特徴のひとつが「独自トークンがない」こと。

多くのDEXは取引所の独自のトークンが存在して
トークン同士を取引する際のブリッジの役割をしたり、
リクイディティプロパイダー(LP)になることになります。

しかし、Uniswapでは独自トークンがないために
誰もがリクイディティプロパイダー(LP)になることができます。

つまり、自分のコインをUniswapに預けておくことで
コインを交換するユーザーが支払う0.3%の手数料を、
リクイディティプロパイダー(LP)となって受け取ることができます。

これは決して安くない手数料ですから魅力的です。

坂本

もちろん、リクイディティプロパイダー(LP)になるには条件があって、2種類のコインを同じ金額だけ預ける必要があります。

②交換レートが固定されていない

2つめはコインの交換レートが固定されていないこと。

大抵は取引所によってトークンの交換レートが
事前に決められていることがほとんどです。

しかし、Uniswapではトークンのレートは
貯蔵されているトークンの比率で計算されるもの
であり、
事前にレートが固定されているということはありません。

トークンのレートが固定されているということは、いつでも安定した価格で取引できるのに対して、レートが変動するということは安く買える事もあれば、高くなってしまう可能性もありということになります。

Uniswapで流動性プロバイダーになって稼ぐ

それでは、実際にUniswapの「プール」オプションを利用して
流動性プロバイダーになってみましょう。

利用するには、METAMASKなどの
イーサリアム系ウォレットを接続する必要があります。

METAMASKなどのウォレットを持ってない場合は、
Uniswapを利用する前にウォレットを作成してください。

Uniswapとウォレットの接続

従来型の取引所とは異なり、
Uniswapに個人のウォレットとしての機能はありません。

そのため、新規アカウント作成の代わりに、
METAMASKなどのウォレットと接続します。

Uniswapに日本語機能はありませんが、
Chromeの翻訳機能を利用すればストレスなく利用できます。

Uniswap:https://app.uniswap.org/#/swap

「Connect to a walleet」から接続するウォレットを選択します。

接続できると、接続したウォレットのアドレスが表示されます。

流動性プールに資産をロックする

「プール」-「流動性を追加」を選びます。


ペアとなる2つの通貨を選択してロックする量を入力します。

これで、流動性プールにあなたの資産がロックされました。

ロックの解除はいつでも可能で、
解除すれば他のウォレットへの送金などが可能になります。

以上でUniswapで流動性を提供して稼ぐ準備は完了です。

通貨の交換(スワップ)のやり方
(※2020年10月画面更新に伴い更新)

通貨の交換(スワップ)は非常に簡単です。

従来の取引所では取引板やレートが表示されますが、
Uniswapの場合は両替レートが「Uniswap内のレート」となるので、
我々がやることは「通貨の量」を入力するのみです。

①画面上部にある「SWAP」をクリックします。

②「CRV」を「USDC」に両替しようとするとこのように表示されるので「SWAP」ボタンをクリックします。

③確認画面が出るので、問題なければ「Confirm Swap」ボタンをクリックします。

④Metamaskを接続している場合にはGAS代の確認画面が出るので、問題なければ「確認」をクリックします。

Uniswapが「UNIトークン」の配布を始めました(2020年9月18追記)

2020年9月17日、Uniswapが突如「UNIトークン」の配布を始めました。

対象者はUniswapでLP(リクイディティプロバイダー)になって
流動性マイニングしている人「だけ」ではありません。

2020年9月1日までのUniswap利用者に対して
「最低400UNI」が配布れているようです。

坂本のアカウントにも「400UNI」が届いていました、オシャっ!!

坂本
本日売却しましたが「1UNI = 3.5ドル = 1,400ドル」ですから、ザックリ「14万円」ということになります。

Uniswapまとめ

Uniswapでの取引手数料は0.3%(ガス代は別です)
この全てが流動性を提供している我々に配分されます。

Uniswap(ユニスワップ)の1日の取引量が1,000億円、
bitFlyerの1日の取引量が100億円であることを考えると
将来的にUniswapは中央集権取引所を飲み込むかも知れません。

これはUniswapで稼ぐ我々には都合の良い話ですから今後が楽しみですナ。

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「勝ち負けの投資」ではなく
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基本的には「放ったらかし」という都合の良い手法をメールマガジンでご紹介します。

本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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