お楽しみ様です。
坂本です。
インターネットのお陰で
「Google先生に聞けばわからないことはないヤン!!」というくらい
たくさんの有益な情報がインターネット上にデータとして蓄積されてます。
めちゃくちゃ有益な情報に出会った時ほど
「お会いしたことはないけど、ありがとう!!」
と心の中で感謝しますよね。
その回数は一度や二度ではないはずです。
その感謝を伝える時に抜群なツールが「仮想通貨の投げ銭」です。
え?
投げ銭をご存知ない?
道端にいるストリートミュージシャンや大道芸人が芸を披露して、
通行人にギターのケースや帽子を差し出して、
いくらかの金銭をもらうシーンを見たことありますよね。
そうそう、アレです。
これをオフラインではなく、
インターネット上で実現させたのが「仮想通貨の投げ銭」です。
日本でも多くの「TipBot」と呼ばれる投げ銭サービスが提供されていましたが、
残念ながら2019年3~5月にかけて、その多くが終了となりました。
その理由こそ「改正資金決済法の施行」です。
多くのTipBot運営者は、
ユーザーのウォレットの秘密鍵を預かって管理していたため、
仮想通貨カストディ業者とみなされてしまったワケです。
つまり、bitFlyerやbitbankといった金融庁に登録が必要な
仮想通貨交換業者に近い要件が求められたのです。
そりゃあ、サービスは終了しますわな。
とはいっても、全てのTipBotがなくなってしまったわけではなく、
秘密鍵をユーザー自身が管理するサービスは現在も利用できます。
本記事では、2020年9月時点でも利用できる投げ銭のサービスと、
利用時の注意点を解説します。
今後は投げ銭のために用意されたプラットフォームを利用するのではなく、
既存のSNSなどを利用した投げ銭サービスが充実しそうですから
サービスを提供している方は必見です。
目次
投げ銭サービスを利用してみよう!
現在も利用できる投げ銭サービスを3つご紹介します。
- Baskadia(バスカディア)
- KanadeTip
- nemlog
利用できる投げ銭サービス1:Baskadia(バスカディア)
Baskadia:https://baskadia.com/ja
漫画・イラスト・小説・テキストなどをクリエイターが自由に投稿でき、
それを見た、あるいは読んだ人が、自由に投げ銭できます。
利用できる仮想通貨はビットコイン(BTC)のみですが、
単位はsatoshi(1億分の1BTC)なので、少額の投げ銭ができます。
作品の閲覧は投げ銭を行わなくても自由にでき、
閲覧数が多いユーザーには投げ銭用のビットコインプレゼントも行われています。
利用できる投げ銭サービス2:KanadeTip
KanadeTip:https://kanadecoin.com/kanadetip/
投げ銭機能を取り入れたいと考えたとき、
手軽にイーサリアム(ETH)投げ銭ウィジェットを作成できるツールが提供されています。
無料で利用でき、プログラミングなどの知識も不要で、
自分のサイトやSNSなど、自由な場所に投げ銭ウィジェットを設置できます。
利用できる投げ銭サービス3:nemlog
仮想通貨ネム(XEM)を投げ銭として利用できるブログサービス「nemlog」。
仮想通貨関連の記事が多くを占めますが、ブログのジャンルは何でもOKです。
気軽に日常を綴っていると、思わぬ記事がバズって稼げるかもしれません。
100XEM(約1,200円)以上の投げ銭を獲得Tしている記事も散見されます。
また、仮想通貨Steem(STEEM)や、仮想通貨ALIS(ALIS)は、
投げ銭機能を持ったブログサービスを提供するために作られた仮想通貨です。
Steemit:https://steemit.com/
ALIS:https://alis.to/
投げ銭サービスを利用する際の注意点
便利で手軽に利用できる投げ銭サービスですが、
利用に際しての注意点が「2つ」あります。
- 手数料が安いとは言い切れない
- 投げ銭をもらう場合は税金に注意
手数料が安いとは言い切れない
手数料が安く、少額送金(マイクロペイメント)に適している仮想通貨ですが、
実は必ずしもそうとは言い切れないんです。
そりゃ、銀行などの金融機関を利用した送金と比べれば安いですよ。
しかし、1円を送金するための手数料が1円というのは安いですかね?
実は送金額と同じくらいの送金手数料がかかることがあります。
もちろん安いかどうかの判断は利用者の主観によりますが、
とはいっても比率で考えると100%を超えるのですから送金手数料は注視しましょう。
投げ銭をもらう場合は税金に注意
投げ銭をもらった場合は、金額によっては確定申告が必要になります。
特に仮想通貨による所得は最悪の「雑所得」に区分されいて、
給与所得者の場合は一年間で20万円以上の雑所得があれば確定申告が必要です。
申告漏れにより「戻り人」になることのないよう
仮想通貨に特化した確定申告用ソフトを利用したり、
税理士や税務署に相談するなどして確実な確定申告を行いましょう。
⇒ https://grid.cryptact.com/
SNSと投げ銭サービス
SNSと投げ銭の相性はとても良くて、
自分のIDを提示するだけで投げ銭してもらえるサービスが可能になります。
例えばツイッターで「from(自分のID) to(送金先のID) (送金額) #tipbot」
というメッセージをツイートするだけで投げ銭が可能になります。
ツイッターを利用した投げ銭サービスは既に提供されているものもありましたが
2019年の法改正に伴ってその多くが廃止されてしまいました。
しかし、ビットコインの支持者であるツイッター社のジャック・ドーシーCEOは、
ツイッターに公式の投げ銭機能を持たせることを検討していると報道されています。
また、フェイスブックは仮想通貨リブラ開発に取り組んでおり、
メッセージアプリを利用した簡単な送金が可能になるとしています。
仮想通貨の投げ銭まとめ
これまで「いいね!」ボタンをクリックしたり、
情報をシェアすることでしか表せなかった感謝の気持ちを表せる「投げ銭」。
小さな金額を手軽に送金できる投げ銭は仮想通貨が得意とする分野です。
特に今後は投げ銭のために用意されたプラットフォームを利用せずに、
既存のSNSなどを利用した投げ銭が充実しそうですから今後が楽しみですナ。