仮想通貨の単位の先頭に「X」がついている理由

お楽しみ様です。
坂本です。

各国の法廷通貨の単位が
「日本=円」
「米国=ドル」
「欧州=ユーロ」
と異なるように、仮想通貨も
「ビットコイン=BTC」
「イーサリアム=ETH」
「リップル=XRP」
と通貨の単位が異なることはあなたもご存知だと思います。

全てではありませんが、ほとんどの仮想通貨は
「2~5文字のアルファベット大文字」で表されます。

坂本
この記事を書いているのが2020年10月23日ですが、時価総額上位200位以内の全てにあてはまります。205位に初めて単位が6文字の「RENBTC(renBTC)」が登場します。

ほとんどの場合、
新しい通貨がリリースされる際に通貨単位も発表されますが、
通貨単位は「仮想通貨の量」を表すことに加えて、
通貨を表す「ニックネーム」の役割も果たします。

例えば「ビットコインキャッシュ」は「Bitcoin Cash」と書かなくても、
「BCH」と書いただけで誰にでも十分通じますよね。

しかし。

仮想通貨の大様であるビットコインは
「BTC」という単位に加えて「satoshi」という単位も持っています。

坂本
ビットコインの生みの親であるナカモト・サトシ氏にちなんで名づけられた単位名称です。

そこで、本記事ではいまさら聞けないけど知っておきたい
「ビットコインに2種類の単位が存在する理由」
「仮想通貨取引所によって単位が異なる理由」
「単位の先頭に「X」がついている理由」

という3つの疑問に対して丁寧に解説をします。

それではさっそく参りましょう!!

目次

ビットコインに2種類の単位が存在する理由

まずはビットコインに2種類の単位が存在する理由から参ります。

結論から言うと「ビットコインの価値が大きくなりすぎた」ために、
「現実的に利用しにくい」という問題が出てきてしまったことが原因です。

例えば、1BTCの価値が100万円の時に、
100円、10円、1円をBTCで表記するとこのようになります。

100円 0.0001BTC
10円 0.00001BTC
1円 0.000001BTC

いかがでしょうか。

こうもゼロが多くなってくると、
パソコンの画面を指しながら、
ゼロがいくつあるかを数えるのがオチですよね。

はい。

んな面倒なことを解決してくれるのが「satoshi」です。

「1 stoshi = 0.00000001(1億分の1) BTC」です。

先ほどの例を「satoshi」で表記するとこのようになります。

10円 1000satoshi
1円 100satoshi

はい、パッと見で理解できます。

坂本
このパっと見て理解するというのがめちゃくちゃ大事なんですね。

仮想通貨取引所によって単位が異なる理由

ビットコインのように「BTC」と「satoshi」という
2種類の単位が使われるのはビットコインならではのレアケースです。

しかし、それ以外にも通貨単位が異なるケースがあるんですね。

この要因こそ「仮想通貨取引所」であり「ハードフォーク」です。

bitbankの「BCC」

「BCH」という単位が使われるビットコインキャッシュはご存知でしょうか。

ビットコインのハードフォークがキッカケで誕生した仮想通貨です。

初のハードフォークでしたから
ビットコインキャッシュの開発者たちは、
「ビットコインキャッシュこそが真のビットコインだ」
という主張を持っており、
ハードフォークによって新しく誕生したとは考えていません。

しかし、ビットコインキャッシュの単位を、
ビットコインと同じ「BTC」にすることで様々な混乱が起きることから
「BCH」が使われるようになりました。

ビットコインキャッシュはハードフォークして別コミュニティを作り、ビットコインの需要が増加してビットコインキャッシュがアルトコインとなったことで、両者とも価格を保っています。ただし、「BCH」は公式にリリースされた通貨単位ではありません。

日本の仮想通貨取引所bitbankは、
ビットコインキャッシュの上場を決めた時、
単位を「BCC」にすると発表しました。

現在もbitbankでは「BCC」が使われています。

Bitcoin CashとBitcoinSV

2018年にビットコインキャッシュ(BCH)が
ハードフォークを行いましたが、
いつもとは様子が異なったのです。

「2つの組織」がビットコインキャッシュの正当な後継者だと
主張したことで揉めに揉め、
それぞれを区別するために
「ビットコインABC(Bitcoin ABC)」
「ビットコインSV(Bitcoin SV)」

と呼んでいました。

その後、ビットコインABCの方が多くの支持を得たため、現在では「ビットコインキャッシュ」と言えば、その時の「ビットコインABC」を指しています。

ハードフォークの際に大いに揉めたことで、
いち早く両者を上場した取引所では当時の混乱を物語るような通貨単位が
現在も使われているケースがあります。

CoinMarketCapのビットコインキャッシュの
取引所ごとの出来高ランキングの一部をご覧ください。

「BCH」が多くを占めますが、
bitbankの「BCC」のほか、
「BCHABC」という通貨単位も見られます。

一方、こちらは「ビットコインSV」のランキングの一部です。

やはり「BSV」がほとんどですが、
「BCHSV」もチラホラと見られます。

単位の先頭に「X」がついている理由

高レバレッジで日本人にも大人気だった海外取引所「BitMEX」。

残念ながら日本人向けのサービスは終了してしまいました。

BitMEXで取り引きするための証拠金は、
全てビットコインで預け入れを行いますが、
BitMEX内でのビットコインの単位は「XBT」です。

通貨の先頭に「X」を付けるのは、
もともとは特定の国に依存しないことを表していましたが、
BitMEXの場合は、現物取引でないことを表しているようです。

坂本
リップルの先頭に「X」が付いて「XRP」となっているのも特定の国に依存しないことが理由です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

普段何気なく利用していた仮想通貨の単位にも、
様々な歴史や種類があることをご理解いただけたと思います。

仮想通貨の単位は、単位として利用されるだけでなく、
その通貨そのものを表す名称として利用されることもあります。

また、どの取引所でも通貨単位は同じかと言えば、
そうとは言い切れない場合もあります。

初めて見る通貨単位であっても、
ひょっとしたらお馴染みの通貨かもしれません。

わずか数文字に込められた仮想通貨の背景や歴史に
どうぞ思いを馳せてみてください。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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