【価格天井のサイン】仮想通貨のフリッピング

お楽しみ様です。
坂本です。

多数の銘柄が存在する仮想通貨。
その価値は時価総額を見れば一発でわかりますが、その時々によって時価総額が変わります。

この時価総額の逆転現象を「フリッピング」といいます。

我々が知るべきは
「フリッピングの話がチラホラ出ると一旦天井になりやすい」
という事実です。

坂本
つまり、フリッピングは利益確定の根拠として活用できるワケです。

そこで、本記事では、フリッピングの概要、過去の発生事例、そして発生する2つの要因を解説します。

あなたが仮想通貨トレーダーでしたら、利益確定の根拠として使えるフリッピングは必見です。

どうぞご覧ください。

目次

仮想通貨のフリッピングとは?

冒頭でもお伝えしたように仮想通貨のフリッピングは、仮想通貨の価値である時価総額が逆転することを指します。

時価総額はいつも変動していますから、逆転はザラです。

時価総額の小さなショボイ仮想通貨の場合、ちょっとしたことで価値が高まってフリッピングが発生します。

とはいっても、下位ランクの仮想通貨の変動は誰も気にせずに、多くの人が気にしているのは上位ランクの仮想通貨です。

過去には上位ランクの仮想通貨でフリッピングが発生し、大きなニュースとなったこともあります。

だ、逆転したのは一時的なことで、すぐに元に戻ってしまったのも事実です。

坂本
フリッピング後にその価値を維持していくのもかなり難しいワケです。

過去に仮想通貨のフリッピングが発生した事例

最も有名なフリッピングといえば2017年末に起きたリップルとイーサリアムの逆転劇でしょう。

2018年1月4日の日経新聞でも取り上げられていたので、もしかしたらあなたも目にしたかもしれません。

想通貨リップル、時価総額2位に 送金での活用に期待

仮想通貨リップル(XRP)の相場が急上昇している。1XRP=4ドル(約450円)前後と、ここ1カ月で約15倍に値上がりした。時価総額ではイーサリアムを抜いて仮想通貨の2位に浮上し、首位のビットコインの約6割に迫っている。銀行間送金に活用されるとの期待から個人投資家の資金が流入している。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25318700U8A100C1EN2000/

❶ビットコイン
❷イーサリアム
❸リップル
だったのが
❶ビットコイン
❷リップル
❸イーサリアム
になったワケです。

リップルが価値を急激に高めた背景はわかっていませんが、何度かイーサリアムに挑戦するような価値の上昇が確認されており、何らかの方法によって意図的に価値を上昇させた可能性もありますが、事実としてリップルの逆転により、当然今後の期待が更に膨らむこととなりました。

しかし、その後すぐにリップルとイーサリアムの価値は再度逆転する形になり、現在もイーサリアムが2番手として独走し、リップルはだいぶ順位を落としてます。

フリッピングが発生する要因は「2つ」

フリッピングが発生する要因は「2つ」あります。

ひとつは「規制による価値の減少」
ひとつは「技術革新による価値の増大」

規制による価値の減少

国の規制によって仮想通貨が利用できなくなった場合、その瞬間から価値が減少していきます。

規制 → 暴落すると判断 → 高値で利益確定して逃げたい

この動きが強まってフリッピングの状態が発生する可能性もあります。

規制といえば中国です。

中国のお金の持ちはあの手この手で「元」を「仮想通貨」に変えて資産を逃がします。

中国元から仮想通貨に換える際にはステーブルコイン「USDT」を使いますけど、ステーブルコインも規制強化されつつあるんです。

主要なステーブルコインには全て「ブラックリスト機能」である「凍結機能」が実装されています。

そうです。

つまり、当局が発行者に圧力をかけて、発行者によってステーブルコインが没収される可能性だってあります。

坂本
このステーブルコインの「凍結リスク」って意外と知られていないんですよ。

だからこそ、ステーブルコインのまま保有している人も多いのでしょうけど、その「凍結リスク」が広く知られるほど、誰もステーブルコインを扱わなくなりますよね。

本来、仮想通貨は国家を含め、誰からもからも干渉されないアセットだからこそ存在意義があります。規制強化による不自由は、技術革新によって防ぐことができます。

技術革新による価値の増大

もう1つの要因は「技術革新による価値の増大」です。

仮想通貨は多くの業者がプラットフォームの完成、実用化に向けた動きを進めています。

CEX(中央集権取引所)からDEX(非中央集権取引所)への移行は今後も続くでしょう。

例えば最大の取引所「Binance」。

BinanceSmartChain(BSC)というチェーンを作って、取引所の独自トークン「BNB」をネイティブ通貨として採用しています。

坂本
おそらく、CEXであるbinanceを捨てて、DEXであるBSCへ移行するつもりです。

この動きが急激に進んでいくことで価値を高まって、フリッピングが発生するとワケです。

ビットコインとイーサリアムのフリッピングに期待している人は多いでしょう。

逆転するかどうかは「利用する人の目線でどう使われるか」が大事です。

そもそもビットコインとイーサリアムは用途が異なります。

ビットコイン:価値の保存
イーサリアム:幅広いアプリケーション

つまり、現時点ではビットコインが圧倒的有利な立場ではあるけど、イーサリアムの技術革新によって幅広く利用されるほど、フリッピングの可能性はあるというワケです。

【価格天井のサイン】仮想通貨のフリッピングのまとめ

仮想通貨の価値が逆転するフリッピング。

時価総額の大きな仮想通貨は価値を保ち続けているためフリッピングの事例は少ないです。

とはいっても、大事なことはフリッピングが起きるかどうかではありませんよね。

我々にとって大事なのは「フリッピングが発生すると天井になりやすい」ことを頭の片隅に入れておき、フリッピングを利益確定の根拠として活用することです。

坂本
仮想通貨博士になる必要はありません。大事なのは自分の財布の資産を増やすことができるかどうかです。

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本日もお読みくださりありがとうございました。

次回もあなたのトレードに役立つ情報をお伝えしますので
どうぞ楽しみになさっていてください。

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