お楽しみ様です。
坂本です。
仮想通貨がずいぶん世間に浸透してきましたね。
とはいえ、仮想通貨を資産として購入したことがある投資家はまだまだ少数派です。
驚くべきことにいまだに「仮想通貨はネズミ講のような信用できない詐欺」というイメージを持っている人もいます。
しかし「仮想通貨=ネズミ講」ではありません。
加えて、昨年から流行っているDefi。
ステークしておけばコインが貰えるタイプのもの。
これはコインをもらったら即売りで利益を出します。
しかし。
そのコインをもう一度AMMにいれて流動性を提供することでボーナスを得られるもの。
これは限りなくねずみ講に近いコントラクトですね。
価格が崩壊する前に抜けたもの勝ちですワ。
本記事ではココまで深い話ではありませんからご安心ください。
世間一般でいう「仮想通貨=ネズミ講」と思われている理由を解説します。
仮想通貨とネズミ講の違いがわからない方
仮想通貨をネズミ講だと思っている方
仮想通貨の安全性を知りたい方
目次
なぜ「仮想通貨 = ネズミ講」と思う人がいるのか?
まず最初に。
なぜ仮想通貨を「ネズミ講」や「詐欺的なモノ」と思ってしまう人が多くいるのか。
ココについてみていきましょう。
仮想通貨は怪しい金融商品
最大の要因は「仮想通貨そのものへの理解」でしょうね。
メディアが大きく取り上げるのはスキャンダラスな情報ばかりです。
「ドエライ儲けた」とか「詐欺に遭って〇〇〇〇万円失った」とかね。
仮想通貨に興味がない人ほど、こういったスキャンダラスなネタが面白いから耳にしてしまいます。
しかし、実際には毎日のように新しいニュースがリリースされています。
その内容は決してスキャンダラスなネタではない、ツマラナイ内容です。
例えば「新しい技術やサービス」とか「セキュリティの向上」といったニュースですね。
つまり、視聴率稼ぎのメディアの発信の仕方が悪いせいで、誤ったイメージを持ってしまうワケです。
ICOブームに乗ったネズミ講のような仮想通貨が横行
2017年~2018年はICOによる仮想通貨バブルでした。
仮想通貨を使った〇〇という事業に出資しませんか?
出資額に応じて仮想通貨が付与され、大きなリターンを得ることができますよ。
ICO(仮想通貨取引所への上場)は株式のIPO(東京証券取引所グループへの上場)と比べると、めちゃくちゃハードルが低いです。
仮想通貨取引所は儲かしそうな仮想通貨であればどんどん上場させていました。
特に海外の取引所の上場させたコインはドエライ数でしたね。
それに、ホワイトペーバー(事業計画書)なんて本の数ページのものばかりです。
あたり前ですが、そのほとんどはホワイトペーバー(事業計画書)通りになりません。
大きくマイナスになりながらも新しい仮想通貨の発行まで漕ぎつけたならマシ。
途中で頓挫(ドンズラ)したものも少なくありません。
さて。
これらのICOで大きな役割を果たしたのが、インフルエンサーによる募集です。
SNSや動画などで「大きなリターンが得られる」ことをアピール。
インフルエンサーは「大きな金額で投資する」ことを呼びかけました。
この時の仕組みこそネズミ講のような状態でした。
つまり、インフルエンサーの紹介に紐づいた出資者による投資額に応じた報酬を受け取っていたワケです。
バブルで過熱している熱気の中で、その仕組みを理解されていない仮想通貨が対象だったとが拍車をかけて、多くの人が「嘘のような話」を信じてしまい、大きな額を投資してしまったワケです。
ご参考までに。
仮想通貨は誰でも簡単に作れますぞ。
仮想通貨の安全性を確認しておこう
はい、これまでのお話で仮想通貨がネズミ講ではないことはおわかりいただけたと思います。
続いてこの項目では「仮想通貨の安全性」について2つの視点から解説します。
- 改ざんできないブロックチェーン
- あなた自身が保管を行える金融資産
改ざんできないブロックチェーン
ほとんどの仮想通貨は「ブロックチェーン」によって全ての取り引きが記録されています。
この「情報の書き換えができない」ことが利点です。
例えば、口座の内容を改ざんして不正に利益を得たいならば、過去の記録を書き換える必要があります。
しかし、書き換えには、マイニングを行う多くのマイナーの承認も必要になり、現実的に不可能というワケです。
あなた自身が保管を行える金融資産
仮想通貨取引所は常にハッカーに狙われており、盗難事件が未だにあります。
つまり、仮想通貨取引所で保管するということは「他人依存」です。
しかし、ウォレットを使うことで、あなた自身の手元で保管することもできます。
加えて、インターネットに接続していない状況でより安全に資産を守ることだってできます。
仮想通貨とネズミ講のまとめ
仮想通貨とネズミ講は全く関係のない存在です。
とはいってもまだ「仮想通貨=ネズミ講」といったイメージを持った人もいます。
その要因は「メディアもよる報道内容」と「インフルエンサーによる拡散内容」よるものが大きいです。
・・・実に残念なことですワ。
とはいっても、仮想通貨は日に日に市民権を得ています。
2021年にはビットコインに続きイーサリアムもシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で先物取引をスタートさせました。
「仮想通貨=ネズミ講」ではなく「仮想通貨=金融資産」という市場の認知の広がり。
これこそが仮想通貨のポテンシャルでもあります。
どうぞ、アホな情報に惑わされることのないようになさってくださいね。